関東から名古屋や大阪に向かう際に利用する「東海道新幹線」。
乗り換えアプリや、えきねっとで料金や時間を調べると「のぞみ」「ひかり」「こだま」と色々出てきますよね。また、停まる駅によっては「ひかり」と「こだま」だけだったりします。
ここでは、これらを調べてわかった3つの違い=所要時間・料金・停車駅についてと、覚えておくと良い注意点について紹介します。
目次
1.所要時間
東京から名古屋・新大阪・博多まで向かう時の時間を調べてみました。
新幹線 | 東京〜名古屋 | 東京〜新大阪 | 東京〜博多 |
---|---|---|---|
のぞみ | 約1時間40分 | 約2時間30分 | 約5時間 |
ひかり | 約1時間45分〜約2時間 | 約3時間 | - |
こだま | 約2時間50分 | 約4時間 | - |
早さだと、のぞみ>ひかり>こだまの順です。
「ひかり」は東京〜名古屋間に「一部の列車のみが停車する駅」というのがあるため、所要時間にややバラつきがあります。
それでも最短で行ける「のぞみ」と次に早い「ひかり」の差は長くても30分くらいしかないので、「絶対に最短で行きたい!」という時以外は、「ひかり」でも良いと思います。
2.料金
新幹線 | 東京〜名古屋 | 東京〜新大阪 | 東京〜博多 |
---|---|---|---|
のぞみ | 11,090円 (10,360円) |
14,450円 (13,620円) |
22,950円 (21,810円) |
ひかり | 10,880円 (10,360円) |
14,140円 (13,620円) |
- |
こだま | 10,880円 (10,360円) |
14,140円 (13,620円) |
- |
※上は指定席、( )内は自由席の料金です。
えきねっとで調べてみたところ、現在の料金は上記になっていました。
最速の「のぞみ」はもっと高いのかと思いましたが、「ひかり」や「こだま」の料金に210円〜310円高いだけであまり差がないことがわかりました。
ちなみに自由席はどれに乗っても同一料金です。
ただ東京〜博多間は飛行機の早割に乗ればもっと安く行けることが多いので、新幹線の切符を買う前に飛行機の料金もチェックしてみると良いと思います。
また、料金をもとっと節約したい時や学生におすすめなのが、「ぷらっとこだま」です。
「JR東海ツアーズ」が販売しているので、東京〜新大阪までしか行き来することができませんが「こだま」の「普通車」だと25%程安くに乗車することが可能です。
ネットだと「e-ぷらっとネット」から購入することができますが、ログインしないと一週間先の予約までしか空席を確認できないので、気になる場合は会員登録してチェックしてみることをおすすめします。
3.停車する駅
駅名 | のぞみ | ひかり | こだま | ぷらっと こだま |
---|---|---|---|---|
東京 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
品川 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
新横浜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
小田原 | - | △ | ◯ | - |
熱海 | - | △ | ◯ | - |
三島 | - | △ | ◯ | - |
新富士 | - | - | ◯ | - |
静岡 | - | △ | ◯ | ◯ |
掛川 | - | - | ◯ | - |
浜松 | - | △ | ◯ | ◯ |
豊橋 | - | ▲ | ◯ | - |
三河安城 | - | - | ◯ | - |
名古屋 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
岐阜羽島 | - | △ | ◯ | - |
米原 | - | △ | ◯ | - |
京都 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
新大阪 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
新神戸 | ◯ | ◯ | ◯ | - |
西明石 | ▲ | △ | ◯ | - |
姫路 | △ | ◯ | ◯ | - |
相生 | - | △ | ◯ | - |
岡山 | ◯ | ◯ | ◯ | - |
新倉敷 | - | ▲ | ◯ | - |
福山 | △ | ◯ | ◯ | - |
新尾道 | - | △ | ◯ | - |
三原 | - | ▲ | ◯ | - |
東広島 | - | △ | ◯ | - |
広島 | ◯ | ◯ | ◯ | - |
新岩国 | - | - | ◯ | - |
徳山 | △ | ◯ | ◯ | - |
新山口 | △ | ◯ | ◯ | - |
厚狭 | - | - | ◯ | - |
新下関 | - | ◯ | ◯ | - |
小倉 | ◯ | ◯ | ◯ | - |
博多 | ◯ | ◯ | ◯ | - |
◯=停車
△=一部列車が停車
▲=ごく一部の列車が停車(ほとんど通過)
-=通過
「こだま」は全駅停まるの対し、他は停車駅がかなり限られています。
所要時間に比例して、こだま>ひかり>のぞみの順に多くなるのがわかります。
ちなみに富士山が見える席は
E席です。
東京から名古屋・新大阪・博多へ向かう下り線はもちろん、逆の上り線もE席です。
晴れてても山頂が曇っている時は富士山が見えない時がありますが、富士山が見たい時はE席を取りましょう。
料金が高くなる時期に要注意
繁忙期は通常料金に片道200円、往復400円がプラスされます。
JR東海のきっぷのルールを見ると繁忙期は下記の時期になっています。
◆繁忙期…3月21日~4月5日、4月28日~5月6日、7月21日~8月31日、12月25日~1月10日
逆に閑散期は片道200円引になるので、旅行する日程を迷っている場合は閑散期を狙うのも有りですね。
◆閑散期…1月16日~2月末日・6月・9月・11月1日~12月20日の期間の月~木曜日(ただし、祝日及びその前日と振替休日を除く)
「事前に調べていた料金よりもなんか高いような?」と思ったら繁忙期じゃないかチェックしてみましょう。繁忙期でないなら料金設定が変わった可能性もあります。
東海道新幹線についてのまとめ
主な違いは所要時間、料金、停車駅の3つ。
- 移動にかかる所要時間は、のぞみ>ひかり>こだまの順で早い
- 料金は指定席でも210円〜310円の差しかなく、自由席はどれも同一
- 停車駅の多さはこだま>ひかり>のぞみ
そして富士山が見える席はE席で、繁忙期は料金が片道200円UP、閑散期は逆に200円DOWNになります。
快適かつお得な新幹線ライフを過ごせると良いですね。
ではでは行ってらっしゃいませ!