江渡貝くんの家のモデルになった「博物館」がある北大植物園に行ってきました。
ただあまり時間がなく、今回は限られた場所にしか行けなかったので、ここでは「博物館」と「北方民族資料室」のみ紹介していきます。
前日の日記はこちら↓

目次
北大植物園の基本情報
北大植物園は、植物学の教育・研究を目的に設置された北海道大学の施設の1つで、13.3haある園内には北海道の自生植物を中心に約4000種類の植物が育成されています。
園内には江渡貝くんの家のモデルになった「博物館」の他に、アシㇼパさんたちが着ている衣服などが展示されている「北方民族資料室」もあります。
開園時間 (春〜秋) |
・4/29~9/30 9:00~16:30 (入園は16:00まで) ・10/1~11/3 9:00~16:00 (入園は15:30まで) |
冬期期間 (11/4~4/28) |
平日 10:00~15:30 (入園は15:00まで) 土曜日 10:00~12:30 (入園は12:00まで) |
休園日 | 月曜日(祝日の場合は開園、翌日が振替休園日) ※冬期期間は、日曜日・祝日、12/28から1/4まで休園 |
入園料 | 16才(高校生)以上:420円 7~15才(小中学生):300円 6才以下(未就学児):無料 団体割引きやお得な回数券もあり |
アクセス | JR札幌駅 南口から徒歩約10分 ※地下鉄やバスからもアクセス可能 |
駐車場 | 車は無し 自転車・オートバイは駐輪可能 |
JR札幌駅から近いこともあり、県外から向かう場合は近くにあるホテルに泊まって、徒歩で向かった方が無難です。
私は「センチュリーロイヤルホテル」に泊まりましたが、徒歩8分くらいで着きました。


北大植物園に到着
人の少なそうな開園直後を狙って北大植物園にやってきました。
入園券は園内に入る前に券売機で購入します。
中に入ってすぐに園内地図がありました。
江渡貝くんの家のモデルである「博物館」より「北方民族資料室」の方が入口から近いのですが、今回は「博物館」を先に紹介していきます!
江渡貝くんの家こと博物館に到着
外観
園内の入口から歩いて数分、「博物館」にやってきました。
グリーン系の外壁が爽やかかつお洒落な、欧風スタイルの家です。
71話で出てきた初登場時の外観を狙ったのがこちら。
漫画の中では描かれていませんでしたが、入口前にはスロープがついていました。
こちらは、80話の扉絵から。
77話で外から帰ってきた月島軍曹と前山さんが江渡貝くんに「扉は静かに閉めてください」と、怒られていた時の背景も同じような角度ですね。
白クマ化した江渡貝くんの後を追って月島軍曹が外に出た時の角度。
出ていった方向からして、月島軍曹にはこんな景色が見えていたのかも?
中から見た出入口。
緑に囲まれた家…もとい、素敵な博物館です。
内観
入って目の前の場所に展示してあったのは見事な「エゾヒグマ」の剥製。圧倒的な迫力を感じます。
絶滅してしまった「エゾオオカミ」の剥製。レタラのように鋭い牙があります。
こちらは鷹(タカ)の剥製。江渡貝くんもこんなリアルでキレイな剥製を作っていたんでしょうね。
羽を広げた立派な鳶(トビ)。
コミミズク。
どうしても姉畑先生のことが頭を過ぎってしまうエゾシカの親子。
思わず草むらから飛び出て「大好きだぁ〜!!」と叫びたくなるくらい愛らしいです。
15巻で鯉登少尉を襲ったクズリの剥製も。毛並みは茶色いかと思っていましたが、こんな白いクズリもいるんですね。
アシㇼパさんに石でお煎餅にされそうなシマリス。
チ、チタ…タプ…
門倉さん…じゃなかった瞳が可愛いらしいタヌキ。
博物館は2階建てですが、上は立入禁止になっています。
紹介しきれていませんが、他にも樺太犬にムササビ、タンチョウなど様々な生物の剥製がとてもキレイな姿のまま残っていて今にも動き出しそうな物ばかりでした。
作中に出てくる動物達の剥製がここにはたくさんあるので、色々チェックしてみてください。
北方民族資料室
続いてアイヌの衣装などが置いてある「北方民族資料室」にやってきました。
入ってすぐの所には様々な楽器が置いてあります。
一番上の「トンコリ」という五弦琴は、6巻で谷垣ニㇱパがオソマとセッションしていた楽器ですね。オソマが吹いていた楽器は右下のかな。
アシㇼパさんがレタラを呼ぶ時に使っていた「イパッケニ(本誌ではイパㇷ゚ケニと紹介)」という鹿笛もありました。
こちらは衣服。
暖かそうな長靴。
本誌でよく見るあの衣装も展示されています。
草履や靴、帯など小物類もありました。
右は谷垣ニㇱパが羽織っていた衣服かな?と思いましたが少しだけデザインが違うようです。(あえて作中で変えているのかも?)
鉢巻。谷垣ニㇱパやキラウㇱが着けている物と同じタイプですね。
様々な生産用具。
アシㇼパさんが持っているような「タシロ」という山刀。
テㇱマというかんじき。
アシㇼパさんが履いているのは「チンル」と紹介されていて、よく見ると形が少し違いました。
矢筒。
フチの家にもあった囲炉も。
2巻で紹介されていた「イオマンテ」という儀式で使われていた道具に、
儀礼で使う用具と装身具までありました。
そして住居の見本も。
他にも日常で使う生活用具などもあったりして、こちらも思った以上に見所が多かったです。
「これ見たことある〜!」という展示物が多いので、博物館の方と合わせて最低1時間は見ておくことをおすすめします。
北鎮記念館に続く
予定では移動時間を含め45分の滞在だったのですが、気づけば1時間経っていました。
「博物館」の外観だけを撮りたいのなら15分あればいけると思いますが、中に展示してある剥製を見ることによって、より一層江渡貝くんの世界観を知ることができます。
「北方民族資料室」は「行けたら行きたい」程度に思っていたのですが、実際行ってみると「行って良かった!」と思えたので、ゴールデンカムイが好きなら行くことをおすすめします。
また、余談ですが、園内には野生のリスが生息しています。
私は知らずに歩いていたのですが、博物館近くにある「バチェラー記念館」の裏側を歩いていた時にいきなりエゾリスが飛び出してきたのでとても驚きました。
見れる機会は多いようなので、時間に余裕があればリスも探してみてください。
植物園の奥など行けていない箇所もあるので、またバラが咲く時期などを狙って来てみたいです。
この後は旭川に移動して「北鎮記念館」に行くので、続きはまた後日に書いていきます。
【追記】書きました!↓
