北海道

【ゴールデンカムイ】第7師団好きは行くしかない北鎮記念館に行ってきた。聖地巡礼その3

札幌市から車で約3時間。旭川の「北鎮記念館」にやってきました。

ここに来る前の日記はこちら↓

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目次

北鎮記念館とは


屯田兵や旧陸軍第7師団ついての資料を展示している資料館です。

第7師団といえばゴールデンカムイファンにはお馴染みの、鶴見中尉や鯉登少尉たちが所属している師団で、場所は陸上自衛隊の旭川駐屯地内に建てられています。

開館時間 夏季(4月〜10月)午前9時〜午後5時
冬季(11月〜3月)午前9時30分〜午後4時
休館日 毎週月曜日(月曜が休日の場合は翌日休館)
入館料 無料
住所 旭川市春光町国有無番地
アクセス 旭川駅から旭川電気軌道バス・道北バスで約15分、「護国神社」下車
駐車場 無料駐車場あり(約25台分)

北鎮記念館へ入館

1階

まず初めに入館すると「こちらへ記帳をどうぞ」と、「どこから来たか・年代・何でここを知ったか」の3点の記載を求めれました。

ここを知った理由は「Twitter」だったのですが、隠れヲタクの私は「そのまんま書くとヲタクとバレそう」と軽い抵抗から「ネット」と記載。(どっちもどっち)

記帳を終え、よく見ると記帳台の下にはスタンプラリーのチラシがありました。


記念にチラシをゲットして写真を撮影。

すると「ゴールデンカムイが好きで来てくれたの?」と受付にいた自衛官さんから声がかかりました。

ヲタクを隠そうと記帳に「Twitter」と書くのをやめたのに、ここであっけなくヲタクバレするヲタク。

ゴールデンカムイのチラシを撮るのはヲタクくらいなもんなので、そりゃバレます。

ヲタバレは少々恥ずかしかったのですが、それ目当てでここにくる女性も多いと思ったので「そうなんです」と答えると


野田先生と月島軍曹の声優をやられている竹本英史さんのサインがある場所に案内してくれました。

こ、これは…!!!

Twitterで北鎮記念館に行った人がよく上げてるやつ…!!!


そしてその下には、こちらもよくTwitterで見かけていた、月島軍曹、鯉登少尉、鶴見中尉、尾形、杉元の写真立てが。

こんな入り口近くにこれらが展示されていたなんて…入館早々、最初からクライマックスになるとは思っていなかったので、「ヲタクってバレて良かった〜〜!」と思いました。(調子の良いやつ)


ちなみに場所ですが、入って受付のあるフロアの左端にあります。上記案内板の赤い●部分にあるので、教えてくれる人が居ない場合は忘れずに寄ってみてください。


そしてこの1階には、第七師団の歴史が分かる総覧や


旭川市文化財指定の「第七師団関係記録」が展示されています。


「〜全てはこの記録から始まった〜第七師団歴史」

これらの師団の歴史は当時「最高軍事機密文書」だったので、最初は焼却を命じられたそうですが、記録・保管の責任者であった黒川幸雄陸曹長が畑に埋めて保管していたそうです。

この方のこの判断が無ければ、正しい歴史も伝わっていなかったかもしれません。


「よくぞご無事で…!」というような貴重な資料の数々。

右上には黒川幸雄陸曹長の写真もあります。


一際目につく大礼服。

本来、こちらの前にいは「こちらの階段からお上り下さい。←順路」の看板があったのですが、写真を撮るならばと受付の方がわざわざ看板をどかしてくれました。

素敵な大礼服を撮らせて頂きありがとうございました…!

2階


2階に上がって最初に目に入るのは「北方の幕開け」。


屯田兵の冬服、夏服の写真が展示されていました。本誌でよく見るのは左の方ですね。


尾形が貰っていそうな射撃優秀の證(しょう)。


軍服。


上から

  • 村田銃(15.00mm)
  • 村田銃(7.65mm)
  • スタール銃
  • ウィンチェスター銃

村田銃が二瓶鉄造と谷垣、ウィンチェスター銃は土方さんが使っている銃ですね。


北辰旗。

このシンボルである「赤い星」はサッポロビール博物館や、北海道庁旧本庁舎にもあしらわれています。


そんな北辰旗が入った軍服が展示されており、考案まではされたものの実用化までには至らず「屯田兵幻の軍服」と呼ばれています。


第七師団の創設コーナー。


編成図。我らが歩兵第27聯隊も載っています。


右上には歴代の第七師団長の写真があり、鯉登と宇佐美という名前の団長がいました。


旭川偕行社の模型。164話の扉絵などで出てきたところですね。(コミックスだと18巻の巻頭に載っています)


大礼服一覧。


右側のトランクの中には、第4第師団長が使用した大礼服が入っていました。


第七師団 北の兵隊のコーナー。


右側の軍服の上が、月島軍曹が着ている服によく似ています。


大正2年当時の第7師団一帯。


歩兵第27聯隊の一角は丁度上部真ん中らへんにありました。


北海道スキーのコーナー。


2巻で谷垣らが滑っていた樺太式スキー。


本誌にも書いてありましたが、「露国式」とも呼ばれてます。


日露戦争での戦利品のピアノ。鶴見中尉も弾いていたかもしれません。


203高地戦闘経過図。映画「二百三高地」を見てから来るとグッと来るものがあります。


上等兵の軍服。宇佐美や尾形が着ているタイプですね。


杉元が装備している三十年式銃剣。


鶴見中尉が着ている少尉軍服。

これを実際に着用していた方の名前も「鶴見(下の名は数馬)」というので、鶴見中将の名前はここから来ているのでしょうね。


上から44式歩兵銃、38式歩兵銃、99式歩兵銃、38式歩兵銃。

38式は尾形が使っている銃ですね。


双眼鏡や水筒など小道具が揃っています。


月島軍曹のと似ていますが、こちらは中将の軍服です。


防寒具。


第七師団の終焉。

この後、第七師団の市民生活、海軍、加藤隼戦闘隊長、時代と共に生きた懐かしい道具たちと続き、まだまだ紹介しきれいないのですがキリがないので、今回は割愛させて頂きます。

再び1階へ


順路通りに降りてくると杉元とアシㇼパさんのパネルがありました。

2人の間に入って記念に3ショットを撮ることも可能です。


こちらはコスプレコーナー。歩兵第27聯隊の軍服を着ることができます。


多目的室だったかな。ゴールデンカムイのコミックスも置いてあったので、ちょっと気になることがあればここで調べることも可能です。

北海道護国神社に続く

約2時間弱滞在していましたが、膨大な資料の数々はとても見応えがありました。しかも料金は無料、写真撮影はOKとかなり太っ腹です。

お客さんが少ないと無料で案内付きのガイドをして貰えるそうですが、私が行った土曜はお子さん連れのお父さんやお爺さん、後から団体客が来たりと残念ながら説明を受けることはできませんでした。案内を希望の場合は平日に行くと良いかもしれませんね。

この後は「北鎮記念館」の目の前にある「護国神社」へ行くので、続きはまた後日に書いていきます。

【追記】書きました!↓

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