沖縄旅行といえば移動に車が必須ですが、初めて運転する土地だったり久々の運転だと緊張してしまいますよね。
いつもは通勤で車を使っている友人に運転をお任せしているのですが、「たまには運転しないと感覚が鈍る!」と思ったので、今回は、たまにしか運転しない私ともう1人の友人がメインになって沖縄本島を運転してみました。
そこで実際に沖縄本島を走ってみて気づいたことや感想をまとめておきます。
目次
沖縄1日目
那覇空港に到着しました。初日の流れはこんな感じ↓です。
- レンタカーを借りる
- 国際通りへ
- 宿へ
着いたのは夜だったので、今日は夜ご飯を食べてすぐ宿へ向かいます。まずはこの旅の足となるレンタカーを借りに行きます。
レンタカーを借りる
那覇空港から無料送迎バスに乗って「オリックスレンタカー那覇空港店」にやってきました。
沖縄空港のレンタカー屋は混むと聞いていたので「出発できるまでに30分とか1時間以上かかったらどうしよう」と思っていましたが、オリックスレンタカーはカウンターが5つくらいありすんなり乗車手配に進みました。
私は約5ヶ月弱ぶりの運転で、なおかつレンタカーだったので不安なことはこの時に全部聞きまくりました。
- ライトは手動か自動か
- サイドミラーは手動か自動か
- 給油口の場所とレバーの場所はどこか
カーナビの使い方は全員が慣れていたので省きましたが、レンタカーは自分の車と仕様が違うことがあるので、不安な基本動作については事前に聞いておいたが方が無難です。
最近の車はライトやサイドミラーの開閉が自動だったりするので、そうだと良いなと思っていましたが(楽なので)残念ながら手動。しかし自分の車も手動なので、そんなに違和感はありませんでした。
車に傷が付いてないかを確認して、いざ那覇市内へ出発。(この出発の時が一番緊張しました。)
国際通りへ
那覇市内にある「国際通り」へやってきました。
目的はステーキを食べるためです。
オリックスレンタカーを出発してから国際通りまで約25分、その運転で感じた事は「沖縄の道、思ったよりも走りやすい…!」ということ。
交通量が多いわけでも少ないわけでもなく、「地元にもこういう道あるある」というような、地方でよくある1車線〜3車線の道が続いていて地元を走っているような感覚でした。
中都市出身の私は「大都市みたいに車が多くてスピードも早かったらどうしよう」と緊張していましたが、地方でしか運転したことのない私でも「これなら安心して運転できそう」と最初から感じました。
宿へ
今回の宿泊場所は、初めてAirbnbで借りてみました。
3LDKほどの綺麗な一軒家で、国際通りからは少し離れていたのですがここまで来る道も特に運転には問題なく来れました。
宿に向かった時間が夜中に近かったこともあってか、思ったよりも車が少なく、前後に走る車も居ないことが多かったので、レンタカーに慣れるのには最適でした。
太陽の出ている明るい時間ではなく、沖縄に着いてすぐの運転が夜だったので少々不安でしたが、車の少なさを考えると逆に夜スタートで良かったかもしれません。
沖縄2日目
一夜明けて2日目の流れはこちら。
- 高速道路へ
- ひんぷんガジュマル
- 昼ご飯(A&W)
- 古宇利大橋〜古宇利島
- 美ら海水族館
- 夜ご飯(美ら花)
高速道路へ
今日は沖縄本島の北部に行きたいので、まずは高速道路の入口を目指します。
運転するのは、同じく久しぶりの運転になる友人。
一番運転に慣れている友人が後ろから静かに見守りながら、私が助手席からサポートしていきます。
しばらくは順調に走っていたたものの、高速の入口近くでハプニングが発生。
高速の入口を通り過ぎて、米軍基地らしき所へ来てしまいました。
や、やってしまったー!!!
今回のカーナビは、左折する場所の数百メートル前で「間も無く左折です」と1回目の合図があり、曲がる前で再度「ここを左折します」と案内してくれるのですが、高速の入口前ではそのタイミングが遅く、うっかり通り過ぎてしまいました。
数百メートル前の信号近くには「沖縄南IC左」の看板があったものの、カーナビは無反応。
「ここ?ここ曲がる?でもカーナビは何も言わないし、次を左折じゃない?」と言った次の瞬間、そのスルーした方向には「沖縄南IC」の緑の看板が。
こ、ここだー!!!
さっきの所を「曲がる」で良かったんだー!!!
とりあえず近くにあった駐車場でUターンして、再度カーナビを頼りに元来た道へ戻ります。
コザ運動公園方面から「沖縄南IC」に乗る可能性がある場合は、事前にGoogleマップなどの航空写真で左折する場所を確認しておくことをおすすめします。
コザ公園の右斜め上に「沖縄南IC」の入口があります。
なんやかんやありながら、無事高速道路に乗り通行券をゲット。
今回は誰もETCカードを持ってきていなかったので一般レーンから通過しましたが、ETCカードがあった方がスムーズに料金所を通過できます。
入口でちょっとしたハプニングがありましたが、高速道路でも思ったより車が少なく走りやすかったです。(友人談)
ひんぷんガジュマル
高速と一般道路を通って約1時間、ひんぷんガジュマルに到着しました。
樹齢300年ある名護市のシンボルであり、パワースポットとも言われています。
ここに車で来るのは難なく来れたのですが、近くには有料の駐車場しかありません。
ちょうど100均に行きたかったので、少しだけ離れた場所にある100均が入ったビルの駐車場に停めてひんぷんガジュマルを見に行きました。
昼ご飯(A&W)
沖縄のファーストフード店「A&W」にハンバーガーを食べにきました。
場所はひんぷんガジュマルから近かったので、運転も問題なくこれたのですが、この謎の飲み物「ルートビア」の味には衝撃を受けました。
沖縄のいたるところに「A&W」という看板が見えると思うので、運転の休憩がてらちょっと寄ってみてはどうでしょうか。きっと旅の記念になる忘れられない味になります。
古宇利大橋〜古宇利島
古宇利大橋にやってきました。
橋のすぐ手前に駐車場があり、そこからすぐ海が見えます。
古宇利島に向かう時に見える景色がこちら。
今回、レンタカーを借りるにあたって走ってみたかった場所です。台風の影響で曇りが多く青空が見えるか心配でしたが、この時は少しだけ晴れてくれました。
橋を渡ってすぐにある古宇利島のビーチにやってきました。
ここで1時間ほど海に入って遊んだ後に、「ハートロック」というハート形に削られた岩を見に行くことに。
荒い波の中心に直立するハートの岩。その形から恋人達にも人気のスポットです。
ただここへ行くには途中にある駐車場で車を停める必要があり、その駐車場がこの3泊4日の旅の中で一番混んでいました。
駐車場に入るだけで30分近くは待ったかと思います。道が「一方通行」でかなり狭く、次から次へと車が入ってきてたので、Uターンすることも不可能でした。
行った時間は昼過ぎ〜夕方前くらいだったので、空いている時間を狙うなら朝一や午前中がおすすめです。
ちなみにここは、嵐が出演していたJALのCM撮影の現場としても使われていたスポットです。
美ら海水族館
「美ら海水族館」にやってきました。
駐車場は、北ゲートP7立体駐車場が一番近く、道路にも「P7(水族館駐車場)」の看板が出ているので、初めての人でも迷うことなく来れます。
夜ご飯(美ら花)
宿のある那覇市で夜ご飯を食べようと思っていましたが、時間はすでに夜の21時。
那覇市に戻るとなると更に1時間ほどかかってしまうので、名護市でお店を探すことにしました。
そしてやってきたのがこちらの「美ら花」さん。ソーキそばや海ぶどう、チャンプルーなど食べたい沖縄料理が全て揃っており、味も最高でした。
お腹を満たせたところでいざ那覇市へ。
スタートしてから約ここまでの距離120kmを1人で運転してきたので、ここからの帰り道は一番運転が慣れている友人にバトンタッチ。
ここまでの移動距離。
毎日運転している場合は良いかもしれませんが、久々の運転で120kmはけっこう疲れが来るので、友達同士で沖縄を周るなら運転を代われる人が2〜3人居た方が楽に旅行できます。
沖縄3日目
3日目の流れはこちら。
- 瀬底ビーチ
- 国際通り〜公設市場
瀬底ビーチ
この日は再び私の運転で、「瀬底ビーチ」という縄本島から車で日帰りで行けるビーチにやってきました。
場所は昨日行った「美ら海水族館」の近くにあります。
1日ぶりの運転でしたが、相変わらず交通量はそこまで多くなく運転しやすい道が続いていたので、難なくここまで来れました。
国際通り〜公設市場
初日にほとんど観光の出来なかった国際通りに戻ってきました。観光客が集まる場所とあって、初日とは違い昼間は人も車も多いです。
ここで1つ、うっかりしたことが。
国際通りに着くまでに駐車場の場所を調べるのを忘れてしまい、停める場所を迷うことになりました。
初日に停めた駐車場(てんぶす那覇地下駐車場)で良いんじゃとも思いましたが、行きたい場所が色々あったのでどこに停めるかを決めている内にそこも通りすぎてしまい、走りながら見つけたのがこちら。
国際通りの大通りから小道に入ったところにある、ハイサイおきなわビルという駐車場で「おきなわ屋」というお土産屋の駐車場でもあります。
「おきなわ屋」で2,000円以上お買い物すると1時間無料、5,000円以上で2時間無料券が貰えます。普通に利用すると30分150円で延長30分毎に100円が加算されます。
国際通りの近くには「公設市場」という市場もあり、ここでは魚からフルーツ、飲食店、スイーツのお店など色々入っています。
こちらは「琉宮」のサーターアンダーギーとタピオカわらびもち。
沖縄料理が食べられる「がんじゅう堂」。
かなりローカル感があり、お客が1組しかいなくて入るか迷ったのですが、頼んだ料理はどれも美味しく、特に「がんじゅうそば」だったかな…これはとても好みな味でした。
帰りに国際通りで「カルビー」のアンテナショップで限定商品と、チーズタルト専門店の「パブロ」で沖縄限定の紅芋チーズタルトを購入。

駐車場を探すのには少し焦りましたが、この日も特に問題なく帰ってこれました。
沖縄4日目
沖縄の旅も今日でとうとう最終日。行く場所はこちら。
- おきなわワールド
- 首里城
- レンタカー返却
おきなわワールド
沖縄本島の南部にある「おきなわワールド」にやってきました。
運転はスムーズに来れますが、駐車場が誘導する係の人がいる砂利道で、次から次へと車が入ってくるので、車から荷物を出すのを戸惑っていると「早く出てね〜」と注意されます。
首里城
沖縄に来たら必ず観光するであろう沖縄のシンボルの1つ、首里城にやってきました。
この日は平日で、これまでの流れからそんなに人は居ないだろうと思っていたのですが、首里城横にある「県営首里城駐車場」が満車で入れませんでした。
どうやら中国など海外の団体客がけっこう居たようで、そんな日に当たると平日でも私たちのように駐車できません。
しかし首里城周辺には至る所に駐車場があります。
10分弱くらい歩きましたが、少し先で見つけた「首里パーキング第1・第2」という所に無事停めれました。メインの駐車場が満車でもその辺に駐車場はたくさんあるので、焦らず探してみてください。
レンタカー返却
旅の締めくくりとして最後にレンタカーを返却。無事故・無違反で帰ってこれて本当に良かったです。
沖縄の道を運転してみた思ったことの感想
1.カーナビは必須
カーナビが付いていないレンタカーは最近だとないとは思いますが、初めて運転する場所ではやはりカーナビがあると安心です。
沖縄の道にも様々な所に左折専用レーンや、右折専用レーンがあり、それらを事前に教えてくれるだけでも助かります。
2.沖縄の道は走りやすい
沖縄の道は、車が多いわけでも少ないわけでもなく、あまり運転しないような私たちにも優しい道でした。国際通りなどの観光地から離れると、どちらかというと車は「少ない」印象で、スピードが早い車もあまりいないので、自分たちのペースで安全に走ることができました。
3.のろのろ運転の人が結構いる
沖縄では、制限速度が50kmくらいのところで30kmくらいのスピードでゆっくり走る人がいます。他県では中々見かけない程のゆっくり運転です。
私は友人から「沖縄の人はけっこう運転がのんびりしている」と聞いていたので、驚きはしませんでしたが、逆にけっこう飛ばす人もいたので、「沖縄でも飛ばす人はいるんだ」とそっちに驚きました。
4.運転マナーは良い
「悪い」という評判もあるようですが、私が行った時はみんな親切でした。合流地点や左折レーンから来る車を前に入れてあげると全員がハザードつけてく合図してくれましたし、こちらが右レーンに入りたい時も普通に入れてくれました。
中にはウインカーも出さずに急に前に入って来る車もいましたが、1〜2度あったくらいで、個人的には運転マナーが良い方ばかりに会ったので、「悪い」という評判を聞いてもそこまで気にしなくて良いと思います。
総評:焦らず運転すれば何も問題はない
沖縄の運転は、初めて運転する土地&約5ヶ月弱ぶりの運転で、最初こそ緊張はしましたが、思った以上にリラックスして運転できました。
大都会ではない、地方都市にあるような道路が沖縄には広がっているので、時間に余裕を持って安全運転を心がければ何も問題ありません。
レンタカーの旅が楽しくなるよう祈っています。