「台湾茶を楽しみたい」とお茶好きの友人が見つけたのが、台湾のレトロタウンこと迪化街(ディーホアジエ)にある「南街得意」というお茶屋さん。
迪化街は近年リノベーションが盛んで、「南街得意」も古い建物をリノベーションしたお店です。
台湾旅行中に「ほっと一息つきたい、台湾茶を楽しみたい」という方のためにおすすめのお茶屋さん「南街得意」についてご紹介します!
目次
南街得意へ
お店があるのはこちら「民藝埕」の2階。
2階へ続く階段の入口には、お茶屋さんらしく暖簾がかかっています。
レトロな階段を昇ると
素敵な雰囲気を醸し出すディスプレイがお目見え。
昔の日本家屋にもありそうな、とても落ち着いた雰囲気の店内です。
アンティーク家具も素敵で、思わず「わ〜!」と声が出てしまいます。
12時のお昼時だったためか、幸運なことに他のお客がおらず貸切状態。
奥にも部屋があり、好きな場所に座ることができました。
お洒落で素敵なインテリアの数々に魅了される私と友人…
来て良かった。
貸切状態の店内でしたが、30分後くらいに私達の他に日本人のグループが1組、さらにその30分後ほどに現地の台湾人と思われる2組目が来ました。
空いている時間を狙うなら開店直後やランチ時間など、ご飯時を狙って行くのが良いかもしれませんね。
南街得意のメニュー
席に着くと、18種類のお茶っ葉の入ったビンとメニューが用意されます。
内訳は11種の台湾茶と他7種の日本や世界のお茶で分類され、香りをかいで好きなお茶を注文します。
価格は全て280元でお茶菓子付き。
台湾茶のメニューを紹介すると
1.烏龍茶の文山包種
2.同じく烏龍茶の寄種烏龍
3.東方美人
4.凍頂烏龍
5.鐵觀音
6.金萱烏龍
7.緑茶の碧螺春
8.龍井
9.紅茶の紅玉
10.日月潭阿薩姆
11.蜜香紅茶
他にも日本茶などが選べます。
そして、今回選んだお茶がこちら。
友人は「紅玉」という紅茶と、私は「東方美人」という烏龍茶を選択。
正直私も、友人が選んだ紅茶の香りが気に入ったのですが、違うお茶を飲み比べしたかったので「東方美人」にしてみました。
味は、というと予想外なことに「東方美人」の方が味が好みでした…!
「東方美人」のメニューの説明に「果実や蜜のような香りがあります」とあったのですが、お茶にした後の方がその香りをよく感じるような気がします。
「紅玉」ももちろん美味しかったのですが、味というより香りを楽しむお茶(紅茶)というような感じで、「東方美人」は味を楽しむようなお茶(烏龍茶)に思えました。
味派の方は、香りだけで決めるのではなく、メニューの説明文もじっくり読んで選んでみてください。
こちらはお茶と一緒に付いてくるドライフルーツとお茶菓子。
アーモンドや黒豆も付いてきましたが、個人的にはマンゴーのドライフルーツが一番気に入りました。
「迪化街といえばドライフルーツ」と言われるくらいあってやはり美味しいです。
お茶はおかわりをすることが出来、お湯の追加用にポットも一緒に持ってきてくれます。
しかもお店にはフリーWiFiまで完備されているので、静かでゆったりとした優雅な時間を過ごすには最高でした。
南街得意への行き方
MRT「北門」駅を出て「迪化街」方面に真っ直ぐ歩くと10分程で着きます。
「迪化街」に近くとノスタルジックな素敵な雰囲気の建物が見えてくるので、ここまで来ればお店はもうすぐです。
こんな建物や
素敵な外観のカフェを通り
黄色いタクシーが行くこの道を真っ直ぐ進みましょう。
すると右手に永楽市場が見えてきます。
この永楽市場がある道を真っ直ぐ歩くと
右手にお店が見えます。
お茶はこちらの2階で飲めますが、お店の名前が「民藝埕」になっているので見逃さないようにしてください。実際、私たちは下調べをせずに来てしまったのでここを2回くらい通り過ぎました(笑)
南街得意の営業時間
営業時間:11:00〜19:00
定休日:旧正月前後
台湾の旧正月は毎年日付が変わります。2020年は1月23日(木)〜1月29日(水)の7日間なので、来る日が旧正月とかぶっていないかチェックしてください。
南街得意についてのまとめ
実に隠れ家的お茶屋さんで、素敵な店内と落ち着いた雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。
外の暑さや喧騒から遮断されたような店内はちょっとした異世界です。
しかも迪化街の街並みも思わず写真に納めたくなるほど素敵で、景色を楽しみながら「南街得意」に向かえるのも楽しいです。
お店の1階では茶器も買えるので、また時間がある時にゆっくり茶器も見てみたいです。
いつも台湾はグルメ巡り&観光スポット巡りなのですが、たまにはお茶屋さんに来て贅沢なひと時を過ごしてみるのも良いですね。
迪化街でのお茶屋さん巡り、おすすめです。